あらすじ・概要
この映画は1939年に発表されたジェームズ・サーバーの短編小説『ウォルター・ミティの秘密の生活』(The Secret Life of Walter Mitty)を原作とするダニー・ケイ主演映画『虹を掴む男』(1947年公開)のリメイク作品である[6]。アメリカでは2013年12月25日に、日本では2014年3月19日に全世界で最も遅くの公開となる。
原作は非常に短い短編であり主人公の職業も特定されていないが、本作が出版界を舞台としているのは『虹を掴む男』を踏襲している。
DVD/ブルーレイの商品名は『LIFE!/ライフ』と表記される。
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「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」というスローガンを掲げる伝統的フォトグラフ雑誌『LIFE』編集部で、ネガフィルムの管理者として真面目に働くウォルター(ベン・スティラー)は、地味で平凡な人生を送る冴えない男。密かに恋い焦がれる同僚のシェリル(クリステン・ウィグ)に直接声を掛ける勇気もなく、彼女がパートナー探しのウェブサイトに登録していることを知れば、自身も登録してみるものの、体験談のひとつさえ書くことができない。しかし空想の世界では、時にアクションヒーロー、時に勇敢な冒険者となり、シェリルに対して情熱的な台詞を言うことも出来た。
ある日出社したウォルターは、突然のライフ社の事業再編と『LIFE』誌の廃刊を知らされる。事業再編を担当する新しいボスであるテッド(アダム・スコット)は、社内の視察時に給湯スペースで空想に浸っていたウォルターを見て嘲笑する。
LIFE誌を代表するフォト・ジャーナリストである冒険家のショーン(ショーン・ペン)は、いち早く事業再編による廃刊を知っていた。ショーンはウォルターに、手紙とLIFE誌の最終号のための撮影フィルム、そしてウォルターの仕事ぶりに感謝を込めた革財布の贈り物を届けていた。しかし、ショーンが手紙のなかで「自身の最高傑作ゆえに、最終号の表紙に相応しい」と記す「25番目のフィルム」は撮影フィルムから欠けていた。
タイトル | LIFE! |
製作 | 2013年 |
原題 | The Secret Life of Walter Mitty |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 114分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | ベン・スティラー |
脚本 | スティーヴ・コンラッド |
原作 |
ジェームズ・サーバー 『ウォルター・ミティの秘密の生活』 |
出演者 | ベン・スティラー クリステン・ウィグ シャーリー・マクレーン アダム・スコット キャスリン・ハーン パットン・オズワルト |
評価
レビュー
もっと世界を見よう。もっとお互いを知ろう。それが人生の目的だから。
いつから僕たちは挑戦することが困難になったのだろう?
小さい頃に立ち上がる事から挑戦し歩くことに挑戦し自転車に挑戦した。何度も何度も転んで泣いては挑戦したあの頃。
怖くなって挑戦することに躊躇するようになったのはいつから?
LIFE編集部のネガフィルム管理部門で働く空想好きで気になる女性に声もかけられない臆病者主人公にベン・スティラー演じるウォルター。そんなLIFE誌もデジタル化の流れにより廃刊が決まり最終号の表紙にカメラマンのショーンに最もお気に入りの25番目の写真を使用して欲しいと指定される。ところがすっぽり抜け落ちた25番目の写真のネガシート。
空想ばかりで現実逃避を繰り返し挑戦する意思を失っていたウォルターは「人生の真髄」を写したという25番目のネガを知るカメラマンを探すため旅にでる。
それは写真(空想)という枠を超えたウォルターにとって自分を変える旅となる…
火山、グリーンランド、アイスランド、ヒマラヤ、スケボー体験、ヘリコプター、異国の子供たち、温度、風、空気、大自然の圧倒的映像の素晴らしさを見ていると不思議と涙がこみ上げてくる。
映像はとにかく素晴らしく大きな海や空や大地に包み込まれそこに空想の入り込む余地はない。現実が空想を飛び越えそして25番目のネガを見つけた時ウォルターは何を発見したのか?最終号はどんなLIFEを切り取ったのか?それは皆さんの目で確かめてください。
LIFE誌は実際にTIME社から1936年11月23日に創刊され生命をテーマに最初の写真として赤ちゃんを表紙に飾りました。
全盛期には850万部が発行され休刊を繰り返し2007年に廃刊している。実に70年もおよぶ歴史だ。
今後もLIFEの名前は残し、インターネットによる電子版は刊行していくという。
「世界を変えた100枚の写真」や「この1000年の最重要人物100人」等
電子版では1000万点に及ぶ写真をWeb上に公開しているので気になる人は閲覧してみるのも悪くないですよ。
http://time.com/photography/life/
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