アントマン【評価:70点】

あらすじ・概要

「マーベル・コミック」のアメリカン・コミックヒーロー『アントマン』の実写映画化作品。また、様々な「マーベル・コミック」の実写映画を、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては12作目の映画であり、その「フェイズ2(第2シーズン)」の最後を飾る作品でもある。
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ソコヴィアでの戦いから数ヶ月後。3年前に窃盗罪で服役していたスコット・ラングは、無事刑期を終えて出所した。スコットは更生を心に誓い再出発するが、そんな彼に世間の風は冷たく、職に就いても前科が知られた途端にクビになり、離婚した妻とその再婚相手を訪ねても、冷たい言葉を浴びせられる。娘のキャシーが慕ってくれることだけが唯一の救いだが、養育費の未払いを理由に、娘と会うことまで禁止される始末。どん底に追い込まれたスコットは、昔の泥棒仲間のルイス、デイヴ、カートらと合流して再び犯罪の道へと戻ってしまう。

タイトル アントマン
製作 2015年
原題 Ant-Man

製作国 アメリカ
上映時間 117分
ジャンル アクション
監督 ペイトン・リード
脚本 エドガー・ライト
ジョー・コーニッシュ
アダム・マッケイ
ポール・ラッド
出演者 ポール・ラッド
マイケル・ダグラス
アビー・ライダー・フォートソン

評価

70点

レビュー

アントマン -トーマスの逆襲-

事故がほら 起きるよ
いい気になってると
そうさ、よそ見してるその時に
事故は 起きるものさ

思いつきでやると きっと 失敗するよ
幸運の女神は気まぐれだから
ウキウキしてるとまっさかさま
忘れないで気をつけてね いつだって

これは人生の縮図とでも言うべき哲学的な歌詞をのせてマーベルがついに子供に大人気のトーマスとコラボを組んだ伝説的作品だ。

物語は子供の養育費もろくに払えない仕事もうまくいかないダメおやじのスコット・ラングがアントマンになり父親の娘への愛をテーマに成長していくストーリーだ。

最初に言っておこう。私まぴおはアベンジャーシリーズに関しては全くのど素人だ。
アベンジャーズはもちろんその他キャプテン・アメリカやマイティ・ソーなど未見でここまで来ている。
なので今回のレビューはこの作品アベンジャーシリーズに精通していないと結構面白さ半減するのでは?という不安な人たちへの指標となるだろう。

今作はMCU(マーベルシネマティックユニバース)のいわゆるフェーズ2最後の箸休め的作品らしい。

序盤はスコットがアントマンになるまでの説明場面が多く少々退屈に感じる。
それもそのはず今回主人公となるスコットのアントマンは2代目アントマンで初代はマイケル・ダグラス演じるハンク・ピム博士なのだ。この博士のアントマンになるまでの生い立ちと合わせて見せる形になるわけである。そもそも原作ではアントマンになる技術を発明した天才博士が主人公でこの話もピム博士が主人公の予定だったらしいが家族愛のテーマを全面にだすためにあえて今回の2代目アントマンを焦点にあてることにしたようだ。

ただし今回初代も2代目も「父」への成長はみてとれるので安心してほしい。
やはり親っていうのは子供ができるだけでなく子供の成長とともに父も成長し初めて父親になるんですね。
しかしあんなにかわいい娘ができたら溺愛して彼氏連れてこようものなら尋問しそうなんですけどその辺は許してもらえますよね?

アントマンの説明が終わりいざアクションに入ってからの展開は非常にテンションがあがる。
正直こんなに小さいのにどうやってアベンジャーズに参加するだろうとおもったがなるほどこういう戦い方なのね。
納得。そして上記でもあげたトーマスとのコラボは非常に秀逸である。会場は爆笑の嵐であった。

とはいえやはりアベンジャーシリーズを観ていたほうがよかったなぁと思える作品でした。結構アベンジャーズネタが絡んでおり
「???」となるシーンはありました。なのでアベンジャーズを観ていたら4点超えはしていたのかなと少し残念な形ではある。
次回作「キャプテン・アメリカ シビルウォー」にも出演予定なのでどうアントマンが絡んでいくのか非常に楽しみだ。
その前にキャプテン・アメリカシリーズ含めてMCU必須となってくるので2016年の4月公開までに少しずつ鑑賞していきたいと思います。

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