あらすじ・概要
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平凡な主婦エレーヌは、夫ポールと二人暮らし。大学に通う息子ファブリスは、アパートを借りて彼女と同棲中。自由を満喫したいファブリスにとって、いろいろと世話を焼いてくる母親はただ鬱陶しいだけの存在だった。会社を経営している夫は、エレーヌのことを家政婦か共同生活者としか思っておらず、田舎からはるばる会いにくる母親に会おうともせず、自分勝手な日々を送っている。そんな男たちに、振り回されっぱなしのエレーヌ。ある夜、着飾ったエレーヌとポールはディナーパーティへと車を走らせる。すると通りの向こうから血まみれの女が駆けて来た……。
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タイトル | 女はみんな生きている |
製作 | 2001年 |
原題 | CHAOS |
製作国 | フランス |
上映時間 | 90分 |
ジャンル | コメディ |
監督 | コリーヌ・セロー |
脚本 | コリーヌ・セロー |
出演者 | カトリーヌ・フロ |
評価
レビュー
バカだが憎めない男VS勇気がありタフな女
前回のドン・ジョンでは女性の不評レビューが多かったのですが
今回は男性の不評レビューが多くなりそうなお話(笑)
主人公のエレーヌは不満ばかりの毎日を送っている主婦。
大学生の息子ファブリスはエレーヌを邪険に扱うし同棲中の彼女がいるのに二股した上に片方を孕ませる愚息。
夫ポールはエレーヌを家政婦としかみておらず家事などは一切手伝わず洗濯さえできない。
もう出てくる男とにかくすべてダメダメ(笑)
ゲームやってそこから動かないや仕事終わりに友達と飲みに行って帰ってこないレベルではない(笑)
とにかく男のだめポイントをナイフでえぐるように見せてくるので男性は心当たりありすぎて冷や汗ものなので彼女や奥さんと観ないほうがいいかも?(笑)
そんなダメ男に囲まれて日々を送るエレーヌがポールと車に乗っていると血まみれの娼婦ノエミが助けを求めてやって来る。そこから事件は大きく動き出す…
この事件が起こってからの彼女の表情はまるで水を得た魚のように活き活きしてきます。
そう。常に日常から抜け出したかった彼女の背中を押したのがこの事件なのです。
「バカだが憎めない男」と「勇気がありタフな女」の構図を元にとにかくストーリーの先が全く見えないサスペンスコメディ。
物語はテンポよくさくさく進むし音楽がまたいい。
これから何か起こるぞってワクワクさせるリズミカルな音楽。これサントラ欲しいです。
エレーヌと娼婦ノエミがダメダメな男たちにブチ切れて復讐する場面のカタルシスはもうとにかく滑稽で痛快!!!
旦那様や子供に不満をもってる奥様方は特に共感でき最後よかった~って大満足できるのではないでしょうか?
また既婚男性の人はどれだけ奥さんに迷惑をかけているかしっかり観てみるのも悪くないですよ?
女性は世話してくれてなんでもしてくれて当たり前とか思っている男性にはぞっとする話。
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