プレミアム・ラッシュ【評価:70点】

あらすじ・概要

日本では劇場公開されずビデオスルーされた。（2013年3月20日発売）

辻岡朔実やわたなべりんたろうを始めとする有志による署名活動をした結果、同年11月2日～8日に新宿シネマカリテにてDVD画質での劇場公開（レイトショー）が実現した。
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ニューヨークでメッセンジャーをしているワイリーは、持ち前の自転車テクニックで日々の仕事をこなし、仲間からの信頼も厚い青年であった。そんなある日、彼は知り合いの中国人女性ニマから一通の封筒を受け取る。彼女のただならぬ雰囲気を怪しむワイリーだったが、その予感は的中してしまう。配達へ出発したワイリーの前にマンデーと名乗る刑事が現れ、彼に封筒を渡すよう迫ってくる。これを拒否すると、彼はワイリーを銃で脅してくるのだった。急いでその場から逃げだすワイリーだったが、マンデーや自転車に乗った警官達の執拗な追跡と共に仲間の命までも脅かすものへ発展してしまう。

評価

レビュー

少し先の未来を読み取る能力をもったジョセフ君のノンストップ自転車ストーリー

平成27年6月1日より自転車のルールが強化されて自転車での傘差し運転も違法になりましたね。
なので最近僕は雨の時に自転車に乗る時はもっぱらこの「レジャーハット」を利用しております。
※決してAmazonの回し者ではありません
これ本当に便利ですよ。
両手ふさがらないしジョセフ・ゴードン＝レヴィットみたいにクールだし絶対に皆にオススメです。
もちろん嘘なんですけどね。

さて本題。
舞台はN.Yの風物詩「メッセンジャー」日本ではあまり馴染みないですよね。
車で渋滞するN.Y内をプレミアム・ラッシュ(超特急便)で手紙や荷物を自転車で届けるお仕事。

ブレーキのない自転車♪それがおれの人生♪を体現した
ジョセフ・ゴードン＝レヴィット演じる主人公ワィリー。
コロンビア大卒のエリートでジョジョのキング・クリムゾンのエピタフの能力のように少し先の未来を身につけたジョセフは全部どのルートで進めば事故らないかお見通し。
このワィリーの自転車テクニックがとにかくカッコいいんですよ。
ただしかなり危険な無謀運転で車や通行人に多大な迷惑をかけちゃう存在でもあります。
なんで実際かなり嫌われているみたいですね。この職業。

「ジュラシック・パーク」「ミッション・インポッシブル」などの脚本で知られるデヴィッド・コープが脚本と監督。
その他にも「カリートの道」「宇宙戦争」「パニックルーム」と結構色んな所に顔を出してますね。

映像はとにかくスタイリッシュ。時系列をバラバラにして少しずつ事件の概要を見せていく手法。
ただ時系列バラバラといっても全然難しいことなく普通におしゃクソ映画として楽しめると思います。

しかしジョセフ・ゴードン＝レヴィットは自分のキャラを固定したくないんでしょうね。
いやいいと思います。色んな役柄に挑戦したい彼の今後に期待です。

「これは『試練』だ」
「過去に打ち勝てという『試練』と俺は受け取った」
「人の成長は・・・・・・・・・・・・・・・未熟な過去に打ち勝つことだとな・・・」
「え？お前もそうだろう？J・P・ポルナレフ」