フリーダム・ライターズ【評価:86点】

フリーダム・ライターズ

評価

86点

レビュー

人は何をきっかけに変わるのか?

ボーイズドントクライとミリオンダラーベイビーでアカデミー主演女優賞を取ったヒラリースワンク主演。

人種が入り混じる将来を諦めた生徒たちが1人の先生をきっかけに立ち直っていく物語。

最初こんな気弱な教師がこの不良クラスを変えることができるのか?と不安に感じます。

キーワードは日記と知識。

この習慣が生徒と先生を変化させるのです。

日記を通して生徒は自分の気持ちと向き合い先生は生徒の気持ちを知る。

今これだけネットで情報が飛び交っていても人は人種問題含め知っていることは限られてきます。

日中韓問題をみてもただひたすら憎み合う人たち。
黒人、アジア人、白人、ラテン系
ただなんとなくよくわからないが周りの仲間が憎み合ってるから憎み合う。

そんな負の連鎖が続きます。

人種じゃなく1人の人間として見ていこうよ。憎み合うあの人も自分と同じように悩んでるんだよという部分がテーマであり同時に涙を誘います。

正直涙腺やばいシーンが多数あったので泣きたいまたは考えたい人は必見。

日本では考えられないですが銃社会やギャングがはびこる中では明日死んでもおかしくない世界。

1人の生徒が18歳まで生きたいって言葉がズシリと重くのしかかります。

実はこれ実話なんですがそんな前知識なしで見ました。

物語が進む上であれ?これもしかして実話?ってなってそのきっかけとなったのが主人公の離婚。

実際問題
ここまで生徒にパワー使うと時間は限られますから夫との時間は減るわけです。フィクションであればここも主人公持ち前のパワーで持ち直すのですが現実はそんなに甘くありません。

また尺が短いので変わっていく過程が短いエピソードでしか表すことができなかったのもすこし残念です。

ただし人種問題含めて非常に考えさせられる映画です。

あらすじ・概要

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1994年、カリフォルニア・ロサンゼルス郊外の公立高校に赴任した新人英語教師・エリン・グルーウェルは、荒れ放題のクラスを受け持つことになる。人種ごとにいがみ合い、授業を受ける気など更々ない生徒たちを相手に、エリンは授業の進め方に苦心する。夫に支えられながら、教材にラップを取り入れるなど努力を重ねていく。ある日の授業中、ラテンアメリカ系のティトが黒人のジャマルをバカにした絵を描く。エリンはその絵を見て、第二次世界大戦のホロコーストがこうした差別から生まれたことを説明するが、生徒たちは理解ができない。エリンは『アンネの日記』を教材にしようとするが、教科長に予算の無駄と拒否されてしまう。エリンは毎日何でもいいから日記を書くように、と1冊ずつノートを配る。最初は罵り言葉ばかりしか書いていなかった生徒たちは次第に「自分の声で語る」ようになる。点数はつけず、特に読んでほしい場合は特別な戸棚に入れるように指示し、生徒たちの環境の厳しさを知るようになる。エリンは日記を通して、生徒たちと向き合うようになり、生徒たちも次第にエリンに心を開いていき、悲観的だった将来を改めていく。アンネ一家を支えていたミープ・ヒース(en:Pat Carroll (actress)が演じる)も招待する。しかし、夫も上司も理解をしてくれない…。
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タイトル フリーダム・ライターズ
製作 2007年
原題 FREEDOM WRITERS
製作国 アメリカ
上映時間 123分
ジャンル ドラマ
監督 リチャード・ラグラヴェネーズ
脚本 リチャード・ラグラヴェネーズ
原作 エリン・グルーウェル
「フリーダム・ライターズ」
出演者 ヒラリー・スワンク
パトリック・デンプシー

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