評価
レビュー
この手の話題は今でも非常にデリケートな部分でネットでも右と左に分かれて罵倒が飛び交います。
間違ってるか間違ってないかはおいといて非常に戦争というものを考える上で重要な作品。
負けたから…勝ったから…で大きく意見って変わってくるんだもの。
でもスポーツでもそうだけど勝ったから正しい?
負けたら正しくない?
本来、勝ち負けをそういう低俗な部分で括るのはどうかと思う。
これはゆきゆきて神軍にも言えること。事実は事実としてもちっと誇りもつべきなんだよなとは思います。
あらすじ・概要
極東国際軍事裁判(東京裁判)でA級戦犯として裁かれた東條英機を主役として描いた。戦争責任を敗戦国に全て押し付けようとする連合国に対し、東條が法廷にて「たったひとりの戦い」に挑むというストーリーで、“東條英機(A級戦犯)=悪玉”論でなく、1人の人間として東條英機を描いた作品である。
伊藤俊也監督に企画が持ち込まれた当初、主人公は戦犯の無罪を主張したインドのラダ・ビノード・パール判事だったが、東京裁判を舞台にした日本映画なら主役は日本人でなければと考え企画を練り直した。日記や裁判記録などを調べ直すうちに少なくとも東京裁判に限って言えば、死刑になることを運命付けられた中で最もよく戦ったのは東條だったと思うようになり、主役は彼以外にありえないと思ったという。
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東條の描き方、東京裁判の判決への批判的な描写、日中戦争や太平洋戦争を「自衛の戦争」「アジア解放の戦争」とする描写、南京大虐殺の存在を疑問視する東條の発言、ラダ・ビノード・パール裁判官の描写、インド独立におけるスバス・チャンドラ・ボースやインド国民軍の役割についての描写などから、劇場公開の前から国内外で賛否両論が巻き起こった。
この映画の「日本がチャンドラ・ボースを支援してインド解放に大きく貢献した」とする描写に対して、インド政府はこの見方を認めず、制作者からの協力の依頼を拒否した。中国外務省は「東条賛美の内容に衝撃と憤りを覚える」と述べ、人民日報は「戦犯美化は許さない。映画は日本の右傾思潮拡大の産物」と批判。ロサンゼルス・タイムスも「米国人の反日感情をあおる映画だ」と論評し、韓国日報は「侵略戦争美化の映画」と紹介。朝鮮日報も「戦犯東条を英雄視し、映画で歴史をわい曲」と非難した。
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タイトル | プライド 運命の瞬間 |
製作 | 1998年 |
原題 | プライド 運命の瞬間 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 161分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | 伊藤俊也 |
脚本 | 松田寛夫 伊藤俊也 |
出演者 | 津川雅彦 いしだあゆみ 寺田農 |
受賞 | 第16回ゴールデングロス賞:優秀銀賞 |
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