あらすじ・概要
オライオン・ピクチャーズ/ワーナー・ブラザース配給。一般的にはB級映画と評されるであろう低予算での製作だったが、本作のヒットを受け1991年に製作された続編『ターミネーター2』では1億ドル以上を費やす程の製作費が組まれた。その後も2003年に『ターミネーター3』、2009年に『ターミネーター4』が製作される。また、直接的な繋がりはないものの、2015年に本作のリブートとなる『ターミネーター:新起動/ジェニシス』が製作された。さらに、2019年には新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』が公開された。
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近未来において、人類と機械軍の熾烈な戦いが行われている中、その最後の戦いは、過去であるはずの今夜に始まろうとしていた。
ある裏路地にまばゆい電光とともに筋骨逞しい男性が現れ、服や銃を強奪し、「サラ・コナー」という名前と「ロサンゼルス」という住所だけを頼りに、電話帳に載っている同姓同名の女性を順番に殺していく。一方、遅れて現れた別の若い男性も、今ここが1984年5月12日木曜日のロサンゼルスであることを確認すると、悪夢にうなされつつ誰かを探し始める。
最後のサラ・コナー宅に侵入した逞しい男性は、サラと同居する友人ジンジャーとそのボーイフレンドのマットを殺害し、外出中のサラの顔と声の情報を入手。ついに彼女が町のディスコにいることを突き止め、現地へ乗り込み殺害を実行しようと銃口を向けるが、やはりサラを追っていた若い男が間一髪で阻止する。一緒に逃げるよう促され、事態が飲み込めず怯えるサラに、男はリース軍曹と名乗り、「襲撃者はロボットであり、サラを殺害するために未来から送り込まれ、彼女が死ぬまで狙い続けること」「カイルはまだ見ぬサラの息子(ジョン・コナー)の指示により、彼女を守るために現代へやってきたこと」を告げ、状況を説明する。
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製作に纏わるエピソードとして、キャメロンが見た悪夢の話がある。前作『殺人魚フライングキラー』が失敗した際、彼は評論家やマスコミにもひどくこき下ろされたため、屈辱の余り熱を出して寝込んでしまったという。そのとき、「炎の中からロボットが現れて自分を殺しに来る」という悪夢を見た事が、本作を製作するきっかけとなったと語っている。
作中で「審判の日(Judgement day)」とされるのは1997年8月29日だが、この月日は、当時アメリカと冷戦を激化させていたソ連による初の原爆実験(RDS-1)に由来し、映画が公開された前年の1983年には第三次世界大戦が起きかねない監視システムのコンピュータが核ミサイル発射を誤報した事件も起きていた。キャメロンは本作は冷戦を意識していたことを述べている。
タイトル | ターミネーター |
製作 | 1984年 |
原題 | The Terminator |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 108分 |
ジャンル | アクション/SF |
監督 | ジェームズ・キャメロン |
脚本 | ジェームズ・キャメロン ゲイル・アン・ハード |
出演者 | アーノルド・シュワルツェネッガー マイケル・ビーン リンダ・ハミルトン |
評価
レビュー
まぴお先生の恋愛講座 ターミネーター編
物語は2029年の人類(ジョン・コナー率いる抵抗軍)VS機械(人工知能スカイネットの反乱軍)の闘いから始まる。
ジョン・コナーに脅威を感じたスカイネットは未来からジョンを生む前の母親サラ・コナー抹殺を考え1984年にターミネーターT-800(シュワちゃん)を送り込む。それを阻止する人類側にカイル・リースを通して追う側と追われる側をスリルある持ち味でジェームズ・キャメロンが作品化したものです。
ターミネーターと言ったらホラー色が強いアクションとか「T2」に埋もれているけどかなり良作。低予算でさすがキャメロンだとかそちらの話を皆さんされると思うのでそれは他のレビュアーさんにお任せして僕としては中々皆が取り扱わないサラとカイルのロマンスのテーマを通して恋愛学を進めたいと思います。
カイル君はジョン・コナーをかなり尊敬していて彼を産んだ母親であるサラ・コナーにもかなり尊敬と憧れの念をもっているんですね。そんな女性を守りたいという一心で二度と戻れないであろう未来から過去へ自ら志願するわけです。
女性からしたら自分の命を賭して守ってくれる青年にキュンとしちゃいますよね?
男性の皆さんこれですよ。不器用であれ童貞であれこの健気な想いを女性に見せる。真摯であればいつか気づいてくれる女性もいるはず。でも待ってるだけじゃダメなんやで?行動起こさなあかんで?
そしていざとなったら女性も肉食系女子に早変わりですよ。女性は恋でもなんでも使命感もったら強いですね。
いや僕の知り合いにもいるんですよ。草食通り越してお前何食べてるんだよって男が肉食系女子にお持ち帰りされてゴールインってカップルが。いやまあその女性はもともと性格的にもそっち系なんですけどね。
ちなみにこの監督はサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンとこの作品をきっかけに結婚しています。異性と仲良くなりたかったから何か同じものをすればいい好例ですね。
さてまぴおさんの最終恋愛講義に入りたいと思うのですがここから先のネタバレコメントは作品を観てない人はもちろん下ネタがダメな人や18歳未満も閲覧禁止ですので気をつけてくださいね。
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