あらすじ・概要
韓国で1999年8月からパソコン通信「ナウヌリ (nownuri)」に連載されたネット小説である。強引な彼女に振り回される男を主人公にしたこの話が若い世代の反響を呼び、当初3編で終了連載する予定だったが2000年3月まで続き、2000年1月に出版された本も10万部を超えるベストセラーとなったため、映画化されることとなった。
——————
兵役が終わって復学したキョヌはナンパ大学生。ひょんなことから出会った「彼女」は最強だった。老人に席を譲らなければどつき、援助交際らしきカップルに文句をつける。口ぐせは「ぶっ殺されたい?」。キョヌは彼女に振り回され暴力を振るわれ、体はいつも傷だらけ。しかし実は彼女には裏事情があり、元彼氏との悲しい別れが原因で性格がDV体質になっていた。根は本当は優しい良い子であるのがわかりキョヌはそれを受け止め奮闘する。
—————–
韓国では1999年8月にパソコン通信で『猟奇的な彼女』の連載が始まって以降「ヨプキ(猟奇)」という言葉が流行し、それまで「奇怪な、異様な」というような意味であったものが「かわいらしい、いたずらじみた」「Sassy」といった意味に取られるようになった。もともと、著者は「猟奇的」の意味を知らずに語感のみでタイトルに採用したという。さらに、2000年8月に連載が始まったフラッシュアニメ『猟奇ウサギ』や、同年末にデビューした猟奇歌手PSYなど、様々なジャンルに広がっていった。その結果、MBCテレビの「21世紀委員会」が6000人あまりのネット利用者を対象に行ったアンケートで2000年最高の流行語に選ばれ、韓国のポータルサイトのシムマニも2000年の検索キーワードでもっとも多かったのが「猟奇」であるとした。
タイトル | 猟奇的な彼女 |
製作 | 2001年 |
原題 | My Sassy Girl |
製作国 | 韓国 |
上映時間 | 122分 |
ジャンル | 恋愛 |
監督 | テディ・チャン |
脚本 | チュン・ティンナム グオ・ジュンリ ジェームズ・ユエン ウー・ビン |
出演者 | ドニー・イェン ワン・シュエチー レオン・カーフェイ ニコラス・ツェー ファン・ビンビン |
評価
レビュー
出会いって人と人の未来の繋がりだったりするのね
偶然の出会いでキョヌが惚れて付き合う事になった「彼女」は究極なドSだった。
人って惚れてしまうと結構、相手のワガママ聞いちゃいますけどそれの究極です。
この「彼女」とにかく気にいらない事があればキョヌを殴る蹴るは当たり前。すぐにぶっ殺されたい?って暴言吐いちゃう女の子。
まるでツンデレ主人公の少女漫画をみているかのよう。
正直そのやりとりは小学生の恋愛にも見えたりするのだけどドタバタ恋愛コメディかと思いきや急にハッとする切ないシーンとBGMを入れてきたり意外と侮れない作品だったりします。
挿入歌「I believe」が切ないシーンと合って涙腺が緩みます。
この話、恋愛物なのに好きだの愛してるみたいな甘い愛の言葉なんてほとんど出てきません。でもこの二人からはどこかしら心が通じている空気を演出しています。ヘタレすぎるキョヌですが彼女の心の機微にそっと優しくサポートしています。
ラストを意味する延長戦も良い意味でオチにやられたーってハッピーな気持ちに包まれます。
ただ僕はいくら可愛くてもこの手の「彼女」はお断りさせていただきます(笑)
コメントを残す