マイ・ビッグ・ファット・ウェディング【評価:70点】

マイ・ビッグ・ファット・ウェディング

あらすじ・概要

批評家から概ね高評価を受け、第75回アカデミー賞においてアカデミー脚本賞にノミネートされた。
予想外の大ヒットをし、初週は第1位にならなかったが北米で興行収入2億4,140万ドルを上げ、ロマンティック・コメディで最高の興行収入を上げた。
2003年、この映画に影響を受けたテレビ・ドラマ『My Big Fat Greek Life 』は短命に終わったが、2016年3月25日、映画の続編『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング2』が公開された。
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ギリシャ娘の3つの義務はギリシャ男と結婚し、子どもを生み、一生親の面倒を見ることだ。シカゴに住む30歳のトゥーラはギリシャ系アメリカ人であるが、古くて厳格な父親に育てられた。未だに独身の彼女で、周囲の心配をよそに恋愛経験は一度もなく、両親の経営するレストラン「ダンシング・ゾルバ」で働く毎日だ。ある日レストランに客として訪れたアメリカ人教師イアンに一目惚れする。

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ビッグ・ファットとは「大げさな」という意味で、原題では Greek つまり「ギリシャ式」とついているのがミソである。
主演のニア・ヴァルダロス本人の結婚のエピソードを下敷きにした一人舞台が元になっている。舞台と同じく脚本と主役はニア・ヴァルダロスが担当した。
この作品はトム・ハンクスの制作会社によって製作された。ハンクスが妻のリタ・ウィルソンの勧めで舞台を観たのが映画化のきっかけとなった。
低予算で製作されたインディペンデント作品であったが、口コミで上映映画館が全米で拡大を続け、8か月に渡るロングラン上映、2億ドル以上の興行収入を記録する大ヒットとなった。2011年4月に米CNBCが発表した「利益率の高い映画」ランキングでは予算に対し61倍以上の高収益を上げたとして第一位に挙がっている。

タイトル マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
製作 2002年
原題 MY BIG FAT GREEK WEDDING
製作国 アメリカ
上映時間 96分
ジャンル ドラマ/恋愛
監督 ジョエル・ズウィック
脚本 ニア・ヴァルダロス
出演者 ニア・ヴァルダロス
ジョン・コーベット
レイニー・カザン

評価

70点

レビュー

ギリシャ式結婚式は面倒くさい!

この話リアルで元々ニアという女性が自分の実体験を元に一人芝居で始めたんだけどそれが口コミで広がりトムハンクス夫妻まで鑑賞し絶賛。是非、映画化すべきだとニアに打診。無事、映画化が決まり低予算だったもののまた口コミで広がり利益率6150%の化け物的数字を叩き出す。これは利益率としては歴代1位の記録を持ってるらしい。

ストーリーは30過ぎても結婚の「け」の字もないギリシャ系のモテナイ女子トゥーラ。父親からの早く結婚しろの冷たい目線が突き刺さる。

そんなモテナイ彼女がイケメンのアメリカ人男性イアン(SATCのエイダンです!出演時期も同じ)と出会い一念発起。メガネをコンタクトにおしゃれな服に着替えて大変身!

過度な緊張感はストレスを生むけど適度な緊張感って人を変えるんですね。恋して好きな人に良く見られたいっておしゃれするあの感じ。どちらにしろ恋する女の人っていくつになっても活きいきしてて綺麗です。

自分の人生を変えられるのは結局自分だけなんですよ。王子様はきっかけでしかないのです。

ただ見せ所は二人の出会いより結婚までの道のり。とにかくギリシャ式結婚の課程がめんどくさい(笑)

恋愛は本人同士がよければまだいいけど結婚は家同士の結婚ですからそりゃ面倒くさいですよ。そこに文化の違いや家柄だの面倒くさい親戚がいれば尚更。
父親はギリシャ人でないと許さんと大暴走。

少なくとも男にはこの映画なかなか感情移入はできないでしょう(笑)

旦那さん役のイアンが良いこと言います。
「僕たちは違う文化の背景をもっているけど、違う生き物じゃない。同じ人間だよ」文化が違うのは当然だからぶつかることも当然あります。でも同じ人間なんです。考えてみればお父さんだって親族だってトゥーラの幸せを願っています。それはトゥーラもイアンも同じこと。家族の幸せを願ってます。

さぁこの二人無事、結婚式を迎えることができるのでしょうか?そんなドタバタなコメディを贅沢に楽しめる作品です。

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