評価
レビュー
ジョニーデップの誕生日(6月9日)にちなんで彼を有名にした映画のレビュー
なんと御年56歳たぶんこれが彼を一躍有名にした作品なのではないでしょうか?
ティム・バートンとジョニー・デップの相性の良さは抜群でどちらもエキセントリックなところがうまくいく要因でしょうか。パラレルなデザイン調の御伽噺は今やティム・バートンの真骨頂。
人は自分の意図とは関係なく人を傷つけ生きていく。主人公エドワードも例外でない。
彼の場合は手がハサミであること。当初のその特異性から人気者になるエドワード。
でもふとしたきっかけで忌み嫌われる存在に。人気者から虐められる立場への切なさ。
エドワードだけではない。どんな人だって嫌われる可能性を秘めている。それは小さなことがきっかけかもしれない。傷つき傷つけるくらいなら一人でいるほうがマシだと感じ一人を選ぶの者はこの社会たくさんあふれている。
ティム・バートンの作品には過去のホラーの尊敬の念がたっぷり詰まってる
カリガリ博士やドラキュラやフランケンシュタイン。この作品でもデザインから異型であるがゆえの切なさをひたひたと語り続ける。
愛する人を傷つけてしまうから抱きしめることが出来ないってどんな気持ちだろう。
今日もどこかで悲しい雪が降っているんだろうか?
あらすじ・概要
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寒い冬の夜。「雪はどうして降るの?」と孫娘に聞かれた祖母が話し始める。
昔々、町外れの山の上の屋敷に孤独に暮らす老発明家がいた。屋敷の中で、全自動クッキー製造機などの数々の発明品を作り出した彼は、遂には生命の創造に挑み、1人の人造人間を生み出す。彼はそれにエドワードと名付けて愛情をもって接する。不完全な部分を自らの発明品で補うために、ハサミを使って作った仮初の手を両手に、それから大きなハート形のクッキーを選んで心臓とする。そして、彼はついに本物の人間と同じ形をした両手を作り出すが、それをエドワードに披露した矢先、急な発作を起こし、エドワードを一人残してこの世を去ってしまう。エドワードは、両手がハサミのまま、屋敷に1人残された。
ある日エドワードの住む屋敷に、ペグという化粧品のセールスの女性がやってくる。心優しい彼女は、奇怪な姿をしたエドワードを発見したのち、彼をパステルカラーの家が並ぶ町に連れて帰ることにする。手がハサミのエドワードは食事さえままならないが、植木を様々な形に美しく整えたり、ペットの毛を刈ったり、女性たちの髪を独創的な感じにカットしたりして地域の人気者になっていった。やがてエドワードは、ペグの娘キムに恋をする。
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10代の頃のティム・バートンはいつも孤独で周囲の人間との関係に問題を持っており、そのような少年時代の経験がシザーハンズにも反映されている。ビートルジュースのプリプロダクションを行っている間に、バートンは当時まだ若い小説家であったキャロライン・トンプソンをシザーハンズの脚本家として雇った。バートンはトンプソンの短編小説『First Born』に感銘を受けており、「『First Born』には自分がシザーハンズで表現したいものと同様の心理的要素がある」と感じたからである[2]。トンプソンはシザーハンズの脚本を書き上げ、バートンはシザーハンズの企画をワーナー・ブラザースに持ち込んだ。しかし2か月後にワーナー・ブラザースは映画上映権を20世紀FOXに売却した[3]。20世紀FOXはトンプソンの脚本を評価し、バートンを監督に置いてシザーハンズの企画に予算を出すことに同意した。
タイトル | シザーハンズ |
製作 | 1990年 |
原題 | Edward Scissorhands |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 98分 |
ジャンル | ファンタジー/恋愛 |
監督 | ティム・バートン |
脚本 | キャロライン・トンプソン |
出演者 | ジョニー・デップ ウィノナ・ライダー ダイアン・ウィースト アンソニー・マイケル・ホール キャシー・ベイカー ヴィンセント・プライス アラン・アーキン |
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