あらすじ・概要
敵役にアンジェリーナ・ジョリーを起用したこの映画は1959年のディズニーのアニメーション映画『眠れる森の美女』のリメイクとなっており、マレフィセントの視点から物語が描かれる。
——————
物語の語り部が、「みなさんもよく知っている物語を、私が改めてお話しましょう」と語り、映画は幕を開ける。
舞台はヘンリー王が支配する人間の王国と、隣接する平和な妖精の国。この二つの国は対立が続き、これを統一できるのは英雄か、邪悪なもののどちらかであると言われていた。妖精の国ムーア国に住む翼を持つ妖精の少女マレフィセントはある日妖精の国に入り込んだ人間の少年・ステファンと出会う。やがて二人は恋に落ち、ステファンはマレフィセントの16歳の誕生日に「真実の愛のキス」を捧げる。しかし、その愛は永遠のものとはならなかった。ステファンの心がマレフィセントから離れ、人間界の野望へと向かったからである。時は流れ、妖精の国に侵略戦争を仕掛けたヘンリー王はマレフィセント率いる妖精の兵士たちに返り討ちにあい退避する。重傷を負い寝たきりとなったヘンリー王は、マレフィセントを討った者に娘の王女を与え次代の王とすると宣言する。野心を抱き、兵士として平民から王の側近にまで成り上がっていたステファンは、マレフィセントを騙して近づき、薬で眠らせて殺そうとするが、そこまではできずに代わりに彼女の翼を切り落とし、王の元に届け次期王の座を勝ち取る。
タイトル | マレフィセント |
製作 | 2014年 |
原題 | Maleficent |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 97分 |
ジャンル | ファンタジー |
監督 | ロバート・ストロンバーグ |
脚本 | ポール・ディニ リンダ・ウールヴァートン |
出演者 | アンジェリーナ・ジョリー シャールト・コプリー エル・ファニング サム・ライリー |
評価
レビュー
奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です
樹の妖精「くそー!一足遅かったか。ステファンめ!まんまと盗みおって」
マレ「いいえ。あの方は何も盗らなかったわ。私のために宝石を返して下さったんです」
樹の妖精「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」
どこかで観たような展開で始まるマレフィセントなんですが
このマレさんが最初に恋する相手ステファンが実にクズで真実の愛と思っていたら酷い仕打ちされて悪の道に入ってしまう切ないマレさんのお話です。
女性の皆さんクズ男に惚れちゃダメですよ?
妖精のムーア国のビジュアルを中心とした世界観は非常に好み。妖精やトロール、ドラゴンのキャラデザが良い感じです。
また子供時代のマレさんやオーロラ姫が非常に可愛い。
魔女のマレさんがなぜ悪に走ったかというこの作品の一つの見せ方はディズニーの今後の大きな広がりをみせたのではないでしょうか?
最近のディズニーは以前の勧善懲悪の見せ方に変化球を加えてきてますよね。
なのでリメイク前の「眠れる森の美女」と比較するとマレさん以外にも大きくキャラ設定が変更されております。
ステファン王=クズ王。マレさんをヤリ捨てしてダークサイドに引き込んだ。
三人の妖精=クズ妖精。子育て放棄の子殺し候補の容疑者。
フィリップ王子=ヘッピリ王子。キスもろくにできない草食系男子。
ただ自分としては「眠れる森の美女」の上記で上げた3つのキャラ含めた基本はくずさずにマレの視点を追加するだけでこんなにも切ない物語ができるのかって作りなら非常に満足できたと思うのでそこは残念。
言うなればマレフィセントの好感度を上げるために他のキャラのレベル下げちゃ「眠れる森の美女」のファンからするとあれれ?ってなるよねって話。
だから「眠れる森の美女」のファンは頭からっぽにして観たほうがいいかもしれない。
またテーマはマレさんとオーロラ姫の真実の愛の物語なんですけどマレさんのすぐ助けちゃう所とかぬるくてディズニーぽいなと思いました。
もっとマレさんツンデレしてええんやで?
いざって時にデレたほうがそのギャップに萌えるんやで?最初からあなたデレデレですやん。
しかしアナ雪では姉妹の真実の愛。
今作では義理の母娘の真実の愛。
意外性あっていいんだけど王子様(男)いらない流れって最近のディズニーなのかな?
コメントを残す