あらすじ・概要
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宵闇深まるニューヨークはセントラルパーク。散歩中のマイク(オーソン・ウェルズ)は、美しい女エルザ(リタ・ヘイワース)と出会う。その場は冷たくあしらわれたマイクだが、別れてしばらく後、彼女の悲鳴が聞こえた。かけつけたマイクは暴漢に襲われてるエルザを見た。彼女を助け駐車場まで送った彼は、彼女が弁護士で資産家のバニスター(エヴェレット・スローン)の妻であることを知る。翌日、船員斡旋所にバニスターも来た。マイクの聞いたカリブへのヨット航海のためで、目的地はサンフランシスコ。航海は順調に続き、マイクとエルザは親密になってくる。だが気がかりなのは、バニスターの顧問弁護士を自称するグリズビー(グレン・アンダース)の存在だった。
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タイトル | 上海から来た女 |
製作 | 1947年 |
原題 | THE LADY FROM SHANGHAI |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 87分 |
ジャンル | サスペンス |
監督 | オーソン・ウェルズ |
脚本 | オーソン・ウェルズ |
原作 | シャーウッド・キング |
出演者 | リタ・ヘイワース オーソン・ウェルズ |
評価
レビュー
元ネタとして楽しむのまた一興の映画
なんとこの映画、燃えよドラゴンの元ネタとなる鏡の間の決闘シーンがでてきます。
他にもウディ・アレンの「マンハッタン殺人ミステリー」やジョニー・トーの「MAD探偵 7人の容疑者」でオマージュとして鏡の間が出てきますので見比べるのもいいんじゃないですかね。
さて物語は主人公オーソン・ウェルズが超絶美人のリタ・ヘイワースに惚れるところから話は始まります。
リタは彫刻みたいな美しさです。プリズン・ブレイクで有名なマイケル・スコフィールドも彫刻みたいだなと思いましたがやはりこの女優もオーラが漂っております。ミケランジェロの彫刻並みに整ってます。
リタ・ヘイワース?どこかで聞いた事あるぞって思った人するどい。そうショーシャンクの空の原作名「刑務所のリタヘイワース」のあのリタ・ヘイワースです。ティム・ロビンスの刑務所の部屋にもリタのポスターが貼られてますね。
で肝心のお話なんですけどものすごくわかりづらい。わかりづらい上になんだかあらすじみたいなぶつ切りで進むなぁと思ったらなんと映画会社のカメラがうまく上映できないという理由で60分間も削ったとか(笑)
しかもそのカットシーンは監督が決めたわけじゃないって…僕が監督だったらブチギレですよ。映画の1/3以上削るってどうなの。ピーター・ジャクソンも真っ青ですよ。挙句に元のカットフィルムが残ってないから再現不可とか目も当てられない。
1時間すぎたあたりからやっとみれる展開がきますが上記であげた理由の通りそれまで苦痛です。ただ自分が殺人犯として巻き込まれる展開はなにげにハラハラします。
クラシック映画や上記であげた映画に興味を持っている人は見るのもまたいいかもしれません。
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