評価
40点
レビュー
これは愛するものを失った者の後日譚
普通、物語は愛するものとの出会いから始まり別れまでというパターンが多いですがこれは最初から愛する息子が死んでいるところから始まります。
残された両親は粛々と息子の居なくなった空間に何も見出せずに過ごします。
ただそれだけの映画です。
物語は息子が蘇るとかそんな奇跡は起きません。
ただ息子が死んだ時間だけが残るのです。
この監督はそれを描きたかったんだろうけど
淡々としすぎてるせいか悲しみがいまいち伝わってこない。
息子が死んでから色んなことが見えました。
でも息子は戻りません。
期待しすぎるとすこし肩透かしを食らうかもしれません。
あらすじ・概要
第54回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。また、第14回ヨーロッパ映画賞でも作品賞にノミネートされた。
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イタリアの小さな港町で暮らす精神科医のジョヴァンニは画商を営む妻パオラと息子のアンドレア、そして娘のイレーネと幸せに暮らしていた。しかし、ある日息子が突然事故死したのを機に平穏であったはずの生活は一変する。
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タイトル | 息子の部屋 |
製作 | 2001年 |
原題 | LA STANZA DEL FIGLIO |
製作国 | イタリア |
上映時間 | 99分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | ナンニ・モレッティ |
脚本 | ナンニ・モレッティ ハイドラン・シュリーフ リンダ・フェリ |
出演者 | ナンニ・モレッティ ラウラ・モランテ ジャスミン・トリンカ ジュゼッペ・サンフリーチェ |
受賞 | カンヌ国際映画祭2001年54回:パルム・ドール |
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