えびボクサー【評価:43点】

えびボクサー

あらすじ・概要

邦題は『えびボクサー』で公式ポスターにもエビが描かれているが、実際に登場するのはシャコである。
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元ボクサーのビルは、今では場末のパブのオーナーでアル中に陥っている43歳の中年男。腐りきった生活からなかなか抜けきれないでいた。そんなある日、彼は友人のアミッドからマンティス・シュリンプ(カマキリえび)を使った風変わりな商売の話を持ちかけられる。それは、人間対えびのボクシングで金儲けしようというもの。しかも、ちょうどお誂え向きの2mを超える巨大えびも用意されていた。一攫千金を夢見るビルはこの話に飛びつき、えびにミスターCと名付け、ボクシングを教え込むと同時に企画実現のためのスポンサー探しを始めるのだったが…。
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パンチ力が非常に強く、人間よりも大きいエビ (本当はシャコ) に出会った主人公ら男女が、その「エビ」にボクシング興行をさせてひと儲けしようと考え、「エビ」を車に乗せて旅を始める様を描く。
本作を配給した「アルバトロス・フィルム」に所属していた、叶井俊太郎の企画・製作により、河崎実監督は、『いかレスラー』『かにゴールキーパー』『コアラ課長』等の動物を主人公にした二番煎じのコメディー映画を次々と生み出している。

ただし元ネタである本作には、コミカルなシーンはあまりない。「エビ」はあくまで捕獲され、人間の欲求に翻弄される野生生物として扱われ、終盤までキャラクターや「人格」の描写は見られずセリフもない。

タイトル えびボクサー
製作 2002年
原題 CRUST
製作国 イギリス
上映時間 90分
ジャンル ドラマ
監督 マーク・ロック
脚本 マーク・ロック
出演者 ケヴィン・マクナリー
ペリー・フィッツパトリック
ルイーズ・マーデンボロー
Mr.C(えびボクサー)

評価

43点

レビュー

実写版風の谷のナウシカ

フォレスト・ガンプのレビューの時えびが沢山食べられるお店ババ・ガンプ・シュリンプを紹介したんだけどこっちで紹介したほうが良かったかな?

なんだろう。さすがのアルバトロス配給社と言うべきか。よくこんなC級映画見つけてきて配給するよなぁと感心します。見るほうも見るほうだけど…えびボクサーとか言ってるけどエビはぬいぐるみ感満載だしボクシングシーンと言って良いのかよくわからないしエビといっても本当はシャコだしそのシャコもどちらかというとアメリカザリガニだし…

バカ映画かと思ったらそうでもなくて本人達的には真面目に作ってるんだろうなぁという部分含めてこの物語に漂う哀愁がなんとも言えない。

2mの巨大エビにボクシングをさせて一発儲けようと企む中年オヤジだが育てていくうちに愛情が…そんな矢先番組の見世物にされ大笑いさせるエビ!守らなきゃ!愛しいエビを!!ってそんな展開。

あ!これ第9地区じゃん!いや王蟲を守るナウシカか!どちらにしろ異種生物との愛の物語には違いない!泣ける!(のか?)

なんかこの映画に触発されて「いかレスラー」とか「コアラ課長」とか「かにゴールキーパー」のような作品を作ってしまった奇特な監督もいるので気になる方は是非…

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