恋愛適齢期【評価:71点】

恋愛適齢期

あらすじ・概要

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音楽業界で活躍する63歳のハリー・サンボーン(ジャック・ニコルソン)は、30歳未満の女性が恋愛対象の結婚経験ゼロの裕福な独身プレイボーイ。現在は、一度の結婚経験のある独身の54歳の人気劇作家エリカ・バリー(ダイアン・キートン)の娘マリン(アマンダ・ピート)と付き合っていた。そんなある日、ハリーはエリカの所有する海辺の別荘でマリンと過ごすために訪れるのだが、そこで突然の心臓発作に見舞われてしまう。何とか一命は取り留めたものの、医師(キアヌ・リーブス)の指示で、エリカやエリカの妹ゾーイ(フランシス・マクドーマンド)の世話になりながら、療養の為、そのまま別荘にしばらく滞在させられる破目になる。
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監督ナンシー・マイヤーズが、脚本も手がけるにあたってダイアン・キートンが演じることを前提に、ハリーというキャラクターもジャック・ニコルソンを意識して書いたといわれている。

原題は、1954年のジョージア州の作詞・作曲家ジョニー・マーサーの作品「Something’s Gotta Give」より借りている。ジョニー・マーサーにちなんで、キアヌ・リーブス演じる医師の名はジュリアン・マーサーとなっている。なお、マリリン・モンローの死の直前(1962年)に撮影された未完成映画のタイトルは『Something’s Got to Give』で、本作品のタイトルと同じではない。

アメリカにおける映画宣伝用ポスターではジャック・ニコルソンとダイアン・キートンの二人の姿だけのポスターであったが、日本国内公開時にはキアヌ・リーブスの姿も入ったポスターが用いられ観客動員力向上が試みられた。

タイトル 恋愛適齢期
製作 2003年
原題 SOMETHING’S GOTTA GIVE
製作国 アメリカ
上映時間 128分
ジャンル コメディ
監督 ナンシー・マイヤーズ
脚本 ナンシー・マイヤーズ
出演者 ジャック・ニコルソン
ダイアン・キートン
キアヌ・リーブス
フランシス・マクドーマンド

受賞 ゴールデングローブ賞2003年61回:主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)

評価

71点

レビュー

人の恋愛賞味期限っていつまで?

事業で成功はしているが本当の恋を知らない若い子ばかりと付き合うジャック・ニコルソン演じるハリーと同じく脚本家で成功しているが離婚後は恋愛に消極的なダイアン・キートン演じるエリカ。
相変わらずジャックはお茶目な小憎たらしい頑固オヤジがピタリと当てはまってます。

人っていつまで恋愛できるんでしょう?
60代や50代になると恋愛ってしちゃだめなんですかね?

最初はお互い反発しますが徐々に惹かれ合う二人。
そんな二人のメールのやりとりのエピソードが微笑ましいです。

今でこそLINEに成り変わりましたが今でもそんな言葉のコミュニケーションに人は一喜一憂します。既読なのに返信が来なかったり。相手の返信が早かったら嬉しかったり。相手の顔文字や絵文字からからもしかして?って深読みしてドキドキしたり。

そしてダイアン・キートンが恋は麻薬と言いましょうか落ち込んだり喜んだり表情がコロコロ変わります。

でも大人になったらそんなやりとりに一喜一憂するのっておかしいですか?

目的のない毎日をすごすより好きな人と素直な感情をちゃんと相手に伝えて過ごしたほうが楽しいですよね。そこに歳なんて関係ないんです。

また人って大人になればなるほど変に駆け引きにこだわっちゃいます。相手に好きだって言わせたいとか相手にヤキモチ焼いてもらいたいとか。そんな駆け引きって必要ですか?
好きになったら歳なんて気にせず好きだ!ってストレートに想いをぶつけてみるのもいいんじゃないでしょうか?そんな気持ちにさせてくれる映画です。

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