評価
レビュー
性善説を前提に進むファンタジー
主人公の少年トレバーに授業で
もし自分の手で世界を変えたいと思ったらどうすればいいか?
といった課題が出ます。
そこから自分の受けた善をその人に返すのではなく違う3人に善を施すとこれは世界に広がっていくんじゃないだろうかってトレバーは考え付きます。
そこから物語は進みます。
都会なんて特にこの手の善意は広がりにくいイメージ。
困ってる人がいてもみんなが見て見ぬ振りしたりします。
これには訳があるらしくて
周りに人が多いと自分以外の誰かが助けてあげるだろうと思ってしまうらしいです。
誰もが遠慮しあう訳ですね。
理想としてはトレバーの理論ってすごく良いことだと思うんだけどこれがうまくいくなら宗教戦争なんて起こらんのですよね。
宗教って基本良いこと言ってます。でもそれをみんなが守れる訳じゃない。
そこに人間のエゴだったり楽したいとされる心が働いたりするんだよね。
あらすじ・概要
原作者キャサリン・ライアン・ハイドは「ペイ・フォワード」誕生についてこう語っている。 治安の悪い町で車がエンストしてしまったハイドは、車に近付いてくる男2人に恐怖心を抱く。しかし男はエンストしてしまったハイドの車を快く修理してくれたのだった。そこから、この“善意を他人へ回す”という思考が誕生した。
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ラスベガスに住むアルコール依存症の母と、家を出て行った家庭内暴力を振るう父との間に生まれた、少年トレバー。
中学1年生(アメリカでは7年生)になったばかりの彼は、社会科の最初の授業で、担当のシモネット先生と出会う。先生は「もし自分の手で世界を変えたいと思ったら、何をする?」という課題を生徒たちに与える。生徒達のほとんどは、いかにも子供らしいアイディアしか提案できなかったが、トレバーは違った。彼の提案した考えは、「ペイ・フォワード」。自分が受けた善意や思いやりを、その相手に返すのではなく、別の3人に渡すというものだ。
トレバーはこれを実践するため、“渡す”相手を探す。仕事に就かない薬物中毒の男、シモネット先生、いじめられている同級生…。 いろいろと試みるものの、なかなかうまくいかず、「ペイ・フォワードは失敗だったのではないか」とトレバーは思い始める。しかし、トレバーの気づかないところで、このバトンは次々に受け渡されていた。
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タイトル | ペイ・フォワード 可能の王国 |
製作 | 2000年 |
原題 | PAY IT FORWARD |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 123分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | ミミ・レダー |
脚本 | レスリー・ディクソン |
出演者 | ハーレイ・ジョエル・オスメント ケヴィン・スペイシー ヘレン・ハント |
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