あらすじ・概要
監督は『friends もののけ島のナキ』を手がけた八木竜一と山崎貴の共同監督。シリーズ初の3DCG作品であり、『ドラえもん』を再構築した作品である。テレビアニメ第2作2期シリーズの3D作品で、藤子・F・不二雄生誕80周年記念作品となっている。
第38回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞作。第32回ゴールデングロス賞優秀銀賞受賞。
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本作では、原作第1話「未来の国からはるばると」、しずかへのプロポーズから結婚までを描く「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」、ドラえもんとの別れと再会を描く「さようならドラえもん」「帰ってきたドラえもん」、その他「たまごの中のしずちゃん」「しずちゃんさようなら」の原作7ストーリーを再構築し、ドラえもんとのび太の出会いから別れ、のび太としずかとの愛が描かれる。
タイトル | STAND BY ME ドラえもん |
製作 | 2014年 |
原題 | STAND BY ME ドラえもん |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 95分 |
ジャンル | アニメ |
監督 |
山崎貴 八木竜一 |
脚本 | 山崎貴 |
原作 | 藤子・F・不二雄 |
出演者 |
レギュラー 水田わさび 大原めぐみ かかずゆみ 木村昴 関智一 |
受賞 | 日本アカデミー賞2015年38回:最優秀アニメーション作品賞 |
評価
レビュー
S(すこし)F(不思議)なドラえもんが消えてしまった日
累計観客動員600万人超、興収80億円突破の大ヒット作が決していい作品でないことがハッキリした。
山崎貴は僕の中でALWAYS 三丁目の夕日がピークでそこから点数は下がる一方です。
残念ながらこの監督二人からは藤子・F・不二雄から引き継がれた遺伝子がまったく感じられませんでした。
藤子・F・不二雄に乗っかってるだけでそこに彼らの持ち味なんて全然活きていないわけですよ。
逆にその持ち味が鼻についてしまった。
いわゆる人気の高い名作エピソードの詰め合わせ。
そりゃ元がいいわけですから一つ一つに関してはそれなりに観れる作りとなっています。
でもドラえもんの名作エピソードって普段の日常があるから活きてくる。
何気ないエピソードからふと泣けたり友情を感じたり戒めなどが読み取れるのがドラえもんの良さだと僕は思ってます。しかしそこにジャイアンやスネオの友情はあったんでしょうか?見えてきたのはしずかちゃんへの愛のみ?
そして道具のエピソードについても
のび太問題を起こす
↓
ドラえもん呆れながら道具を出す
↓
のび太調子にのる
↓
しっぺ返しで教訓を得る
というのが大体の流れであるが学校にどこでもドアでいったり暗記パンでテストで完結してしまっている。
このドラえもんは泣ける部分だけ抜き出してほら泣けるでしょ?
という「泣かせる」ことだけを意図した設定が大きく目立っているのです。
まとめサイトで感動した話集めました。だからおまえら泣いていいよ?みたいな感動。
正直これだけなら泣けるドラえもん傑作集の漫画だけみてればいいんですよ。
藤子・F・不二雄のドラえもんはもうこの世には存在しないのかもしれないと思うと少し悲しくなりました。
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