孫文の義士団【評価:70点】

孫文の義士団

あらすじ・概要

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清末の中国では革命派と清朝廷の対立が激化していた。1906年、革命派のリーダーである孫文が香港入りし、同志たちと会合する事が決定。この情報をつかんだ清朝は大規模な暗殺団を香港に派遣した。

かねてから香港を拠点としていた革命派のチェン・シャオバイ(陳少白(中国語版))は、スポンサーの大商人リーとともに孫文護衛作戦を立てる。さまざまな経緯動機でリーの下に集まる「義士」たち。だが孫文の影武者を決めるクジ引きで、リーの息子のチョングワンが当たりクジを引いてしまう。
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タイトル 孫文の義士団
製作 2009年
原題 十月圍城
製作国 中国/香港
上映時間 138分
ジャンル アクション
監督 テディ・チャン
脚本 チュン・ティンナム
グオ・ジュンリ
ジェームズ・ユエン
ウー・ビン
出演者 ドニー・イェン
ワン・シュエチー
レオン・カーフェイ
ニコラス・ツェー
ファン・ビンビン

評価

70点

レビュー

4億人の命を救った英雄譚

時は1906年の辛亥革命前夜。
腐敗した清朝を倒すべく孫文が亡命先の日本から香港に秘密裏に来航すると情報が入る。それを知った西太后から孫文を暗殺せよと命を受けた500人の暗殺集団。それを阻止するべき立ち上がる8人の義士団。中国の未来をかけた壮絶な戦いが今始まる…

孫文って誰?て人は明治維新の坂本龍馬あたりを想像してもらえば立場的にも時代背景的にも理解しやすいかな?

あの黒澤監督の「7人の侍」を彷彿させる展開が好きな人にはオススメです。

物語の前半は義士団が集まる場面を描きます。「俺この任務が終わったら彼女と結婚するんだ」とニッコリ顔で義士団のニコラス・ツェーがいきなり死亡フラグを炸裂してきます。彼を筆頭に次々とわかりやすい死亡フラグ立て続ける8人の戦士たち…何この切ない展開…

そして後半、皆が待ってた街全体を使った功夫アクション!!それぞれの立ち回りがこれまたかっこいい。一斉に襲いかかる500人の暗殺集団を前に8人の見せ場が用意されるのですがここで僕は確信します。

これ男は格好よすぎてお漏らししてしまうやつだと…

特に扇子をもったレオン・ライのここ一番という場面は痺れます。「ここは俺に任せて先にいけ」って感じでおしっこちびるポイントをわかりやすく教えてくれます。

とにかく男の散る美学を男塾並みにガツンと見せてくれる熱い作品でした。

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