あらすじ・概要
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ニューメキシコ州の砂漠の真っ只中で一人で彷徨っていた老人が、担ぎ込まれた病院で急死した。検視を行った医師たちは、信じがたい現象に驚愕する。老人の体内は臓器や血管など、あらゆる組織がずれ欠損していた。老人の正体は、早熟の天才の物理学者で億万長者のロバート・ドニガーが興した巨大企業ITCに所属する物理学者だった。
同じ頃、フランスのドルドーニュ県にある14世紀の修道院の遺跡で、考古学専攻の学生たちで成った発掘調査チームは、現代の製品としか思えない眼鏡のレンズと<HELP ME 1357/4/7>と書かれた羊皮紙を発掘する。その筆跡は明らかに、発掘調査チームのリーダー、エドワード・ジョンストン教授のものだった。教授は、発掘プロジェクトのスポンサーを訪ねるべく発掘現場を離れて以降、消息を絶っていた。
助教授アンドレ・マレクたち発掘調査チームは、発掘プロジェクトのスポンサーであるITCの社長、ロバート・ドニガーに緊急に呼び出される。消息不明になっているジョンストン教授の救出に協力してほしいというのだ。その行き先というのが、14世紀のフランスだと聞いて、リーダーのマレクをはじめ、チームのメンバーたちは驚く。クリス・ヒューズ、ケイト・エリクスンとアンドレ・マレクは、教授を現代に連れ帰るために行方を追うことを決意する。中世の衣装に身を包み、14世紀に転送されたマレクたちに、騎馬隊が襲いかかってきた。しかも帰るための時空間転送装置が故障してしまい…。
果たしてマレクたちは教授を救出し、無事帰還できるのか。しかし、到着早々、禁じられた銃や手榴弾を持ち込んだITCから付けられた2人の護衛は、騎士の集団に遭遇、殺されてしまう。
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タイトル | タイムライン |
製作 | 2003年 |
原題 | TIMELINE |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 116分 |
ジャンル | アドベンチャー |
監督 | リチャード・ドナー |
脚本 | ジェフ・マグワイア ジョージ・ノルフィ |
原作 | マイケル・クライトン |
出演者 | ポール・ウォーカー フランセス・オコナー ジェラルド・バトラー |
評価
レビュー
時代を超えたラブロマンスとして見たほうが面白くみれる作品
「ワイルド・スピード」シリーズのポール・ウォーカーと「300」のジェラルド・バトラーのイケメン二人が主演してます。
原作は「ジュラシック・パーク」のマイケル・クラントンのタイムトラベル物です。
発掘されたばかりの遺跡で出るはずのないメガネと「HELP ME」という手紙がみつかる。
調べてみると考古学者の教授がタイムトラベルで600年前の中世時代のフランスに取り残されたと聞きポール・ウォーカー演じる教授の息子クリス一行が過去へと向かうというストーリー。
タイムトラベル物で鍵となってくるのが「バタフライ・エフェクト」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に代表されるすこしの歪みが未来を大きく変えてしまうというタイムパラドックス。
この作品は逆説的に小さな歪みはあくまで大きな運命に飲み込まれ歴史は変わらないという部分で伏線をうまく利用しています。「ファイナルディスティネーション」のように一時的に逃れた死はまた襲ってくるといった運命からは逃れられないといった言い方がわかりやすいでしょうか。正直タイムトラベル物の大作「バタフライ・エフェクト」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と比べるとアラが目立つのですがその辺は置いておきましょう。
それよりこの作品ポール・ウォーカーが主役のはずなんですが友人役のマルクことジェラルド・バトラーが目立ってます。
このマルクが百年戦争をきっかけに女性クレアに恋をします。タイムトラベル物よりこのマレク&クレア二人の時代を超えたラブロマンスとして見たほうが面白くみれるのではないでしょうか。
マルクが「同じ言葉を話しているのに、どうして伝わらない‥」とクレアを想う台詞。
時代が違えど運命的に出会った二人は言語が違っても愛し合えるのですね素敵だなぁ。
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