評価
レビュー
知名度低いけど意外に秀作映画。
始めは表はヘッドハンター裏は美術品の窃盗犯という見せ方という導入なので窃盗がメインでドキドキハラハラさせるのかなと思ったが中盤かはテーマは逃走劇へとガラリと変わる。
ヘッドハンターの説明しておくと色んな企業から敏腕の社員をヘッドハンティングする職業です。
だから口のうまさと先見力が必要です。
ヘッドハンターの手腕や主人公の冷酷な性格等、とても洗練されていて台詞から只者ではないとセンスを感じます。
中盤からは翻弄する側から翻弄される側へ。
発信機のくだりなどはどこに隠されているか等別の意味で緊張感をもたせます。
追跡物って本来、主人公に感情移入できるんですけど導入で冷たい感情移入しずらくさせることでまた違った追跡の話を作り出します。
コンプレックス以外は完璧であったはずの主人公がボロボロになっていく様は面白い。
また緊張感の中にこれいいの?ってシュールな場面もまた絶妙。
犬のシーンとかトイレのシーンとか(実際にみてニンマリまたはドン引きしてください)
二転三転して誰を信じていいのか疑心暗鬼になります。
あとけっこうグロいシーンありますのでその手のものが苦手な人は見ない方がいいかも。
あらすじ・概要
原作はノルウェーの作家ジョー・ネスボの小説『ヘッドハンターズ(ノルウェー語版)』。
ハリウッドでリメイクされることが決まっている。
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ロジャーは、表向きは有能なヘッドハンターとして成功し、美しい妻ダイアナと誰もがうらやむような優雅な生活を送っているが、裏では美術品泥棒を働いている。それは168cmという低身長に対するコンプレックスから、妻に贅沢な生活をさせるためのものであったが、その一方で身体だけの関係の愛人もいた。そんなある日、画廊を経営する妻の開いたパーティで、電子機器ビジネスで成功した外国人実業家のクラスと出会ったロジャーは、彼が高価な絵画を所有していることを知ると、その絵画を盗む計画を立てる。まず、会社を売却して現在は一線を退いているクラスを国内一流企業の重役として就職させるとして近づき、彼についての情報を集めると、ロジャーは首尾良く絵画を偽物とすり替えることに成功する。ところが、その場で妻のスマホを見つけたロジャーは、妻がクラスと浮気をしていることを知ってしまう。
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タイトル | ヘッドハンター |
製作 | 2012年 |
原題 | Hodejegerne |
製作国 | ノルウェー/ドイツ |
上映時間 | 100分 |
ジャンル | クライム/アクション |
監督 | モルテン・ティルドゥム |
脚本 | ウルフ・リューベリ ラーシュ・ギュドゥメスタッド |
原作 | ジョー・ネスボ 『ヘッドハンターズ』 |
出演者 | アクセル・ヘニー ニコライ・コスター=ワルドー |
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