スクール・オブ・ロック【評価:98点】

スクール・オブ・ロック

あらすじ・概要

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ギタリストのデューイはロックを全身全霊で愛する男だったが、その熱すぎる情熱と勝手なパフォーマンスが原因でバンドをクビになってしまう。家に戻れば、同居している友人ネッドとそのガールフレンドから家賃を払うように言われ、進退窮まってしまう。そんな時、ネッドあてに私立学校の臨時教師の話が舞い込み、仕事が欲しかったデューイはネッドになりすまして名門ホレス・グリーン学院へと向かう。

もともと仕事などする気のない彼だったが、厳格な規律の多い学校で過ごす子供たちが無気力な事に気がつき、さらに担任したクラスの子供たちに音楽の才能があることも見つけ、子供たちとバンドを組んでバンドバトルに出場することを思いつく。

そして、授業と称して子供たちにロックのあらゆることを教え始める。最初は困惑していた子供たちだったが、やがてデューイの陽気な人柄やロックの開放感、ありのままの自分を認めてくれるデューイに魅力を感じはじめ、一緒にバンドバトルを目指して猛練習を始める。

タイトル スクール・オブ・ロック
製作 2003年
原題 The School of Rock
製作国 アメリカ
上映時間 153分
ジャンル コメディ/音楽
監督 リチャード・リンクレイター
脚本 マイク・ホワイト
出演者 ジャック・ブラック
ジョーン・キューザック

評価

98点

レビュー

俺たちは生きてるんだぜ!!!!!!!!!!!!!

「school」という単語はギリシャ語でschole「レジャー・余暇を楽しむ行為」を意味する言葉から生まれた。

いつの時代からだ?
ただの暗記を繰り返す優等生を増産し始めたのは?
どこの大人たちだ?
そんなクソ真面目な優等生を求め始めたのは?

生気のない表情で生きてるか死んでるかわかんねぇ満員電車に乗るサラリーマン。
お受験お受験の暗記戦争の学生。
軍隊みたいに揃った髪型とスーツの就活生。

操り人形みたいな人生。それって本当にお前の人生なの?

お前は自由に生きていい!おまえの人生だ!

他人の視線を気にしてお利口ちゃんなんて少なくとも俺はなりたくねぇ!

この映画には子供たちの活き活きした笑顔が詰まってる。
そしてそれに負けない躍動的なジャック・ブラックがリビドー全開に動きまわる。

笑って泣けるめちゃくちゃ熱いロックの情熱がはじけ飛ぶ。

こんなうまくいくわけない?予定調和?都合良すぎ?
そんなのわかってる。現実は非情だ。でもそんな事どうだって良くなる。

理屈とかそんなの全部吹き飛ばすパワーがここにはある。

でも音楽の知識がない?いいんだよ!音楽って心で感じるもんだろ?
理屈じゃねえ。言葉じゃねぇ。そんな言語の壁乗り越えて心にビビビっってくるのが音楽だろ?ロックだろ?

さぁお前らもカッチコチの石みたいな思考をハンマーでぶち壊して
おもいっきり笑っておっもいきり泣け!

必死?何熱くなってんの?ダサーい?
俺はいつも必死だよ(笑)常に後悔したくないからな!常に全力だよ!

怒り、悲しみ、苦悩。
おまえの負の感情を思い切りぶつけてみろよ!
その感情を社会に対してカウンターパンチして
「おれは生きてるんぜ!!!!!!!!!!!!!」って叫ぶの最高にロックじゃね?

お前らも感じろよジャック・ブラック流の「今を生きる」を!

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