ギャビー・ダグラス ストーリー【評価:72点】

ギャビー・ダグラス ストーリー

あらすじ・概要

2012年ロンドン五輪体操種目の女子団体・個人総合で金メダルをダブル受賞した実在の選手を描く伝記映画。
2012年ロンドン五輪体操種目において、女子団体・個人総合でアメリカ黒人初となる金メダルをダブル受賞したギャビー・ダグラスの半生を描く伝記映画。華々しい受賞までの道のりは決して順風満帆ではなく、数々の試練や葛藤を乗り越えた本人のたゆまぬ努力と、家族やコーチらの支えがリアルかつ感動的に綴られる。臨場感溢れる競技シーンも必見。
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1995年12月31日、ギャビー・ダグラスは米・バージニアに生まれた。貧しい生活環境ではあったが、運動神経の良いギャビーは母や兄姉の協力で体操スクールに通うようになり、みるみる頭角を現していく。ある時、アメリカのトップ選手を指導する中国出身のコーチがギャビーの通うスクールのイベントにやって来る。彼の目に留まったギャビーは、彼の拠点であるアイオワに移り住み、2年後のロンドン五輪を目指すのだが…。
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タイトル ギャビー・ダグラス ストーリー
製作 2014年
原題 The Gabby Douglas Story
製作国 アメリカ
上映時間 142分
ジャンル ドラマ
監督 グレッグ・チャンピオン
脚本 マリア・ネイション
出演者 イマニ・ハキム
ブライアン・ティー

評価

72点

レビュー

今日を昨日より良くする精神

2012年のロンドンオリンピックで女子体操個人総合でアメリカ黒人初の金メダルをとった少女の物語。
その時彼女は16歳。
名はガブリエル・ダグラス。アメリカでは「ギャビー」という愛称で親しまれている。そんなギャビーダグラスの自伝映画。

生活保護を受けるほど貧乏であった家庭で育ち母の愛を一心に受けるギャビー。
身体を酷使して独りで病気なのに働く母ちゃん本当に強しです。
また兄弟達の自己犠牲愛が涙をさそいます。自分たちにお金をかけるならギャビーのスポーツジム代に使って欲しいっておいおいそんな小さい子がお金の心配するんじゃないよ。涙腺ゆるむだろ。

身長150cmの小柄で細身の外見からは想像できないパワフルな演技が飛び出るとは誰も思わないだろう。生まれた時から定めれた運命のようにギャビーはそのポテンシャルを魅せ周りを圧倒する。

14歳の時、数々の名選手を育てる中国出身のチョウコーチの指導に惚れ込んで指導を熱望する顔はまさに恋する女の子そのもの。ああ彼女は本当に体操に愛を注いでいるんだとここでもグッときます。

彼女が黒人初の快挙を成し得た時インタビューでこう答えている。
「初めて知った。とても嬉しいし誇りに思う。」
そう。彼女にとって黒人初であるとかはそんなことどうでもよく
「今日を昨日より良くする」
そこに信念を置いているのだ。その結果として金メダルがあるのだ。
小さな彼女に才能と重責が重くのしかかるが不屈の闘志で信念を貫く。アスリートはいつの時代もかっこいいですね。

惜しむらくはこれがTV映画であったせいかCMを意識した場面転換が非常に多い事と最大の見せ場であるロンドンオリンピックを実際の映像で済ませちゃてるところ。違うだろそこ最も力入れなきゃいかん所だろと突っ込みながらこれもっとお金かけることができたらスゴイ大作になったのになぁと残念に思う。

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