ディファイアンス【評価:65点】

ディファイアンス

評価

65点

レビュー

あなたが生き抜くための選択肢

ユダヤ迫害をテーマにした映画は今までもたくさん出てるんですけどディファイアンス(公然たる反抗)は珍しいです。

アインシュタインなどもそうなんですが迫害から逃れるために自分の能力を魅せることに生き残る手段を見出すって映画っていうのは今までもあったんですね。あとはひたすら耐え忍ぶ悲劇に巻き込まれ型。

ところがこの映画は反抗するんですよ。武力で。ひたすら可哀想という同情だけではなく人間臭い部分を見せてます。ユダヤ人だって敵の捕虜みつけたらボコボコにするんですよ。仲間同士で殴り合いをするんですよ。

考えてみれば当然です。

人間なんですから。

ここで僕たちってああ映画というフィルターを通してでしか見てなかったんだなって再確認させられるんです。

実際の人物をタイトルする映画って結構よいところを見せるために美化するんですよ。坂本龍馬なんかも本当はヤバい性格だったらしくてちょっとぶつかった子供にどなり散らしたらしいです。

そう。完璧じゃないんです。
どんな天才と言われる偉人であろうと世界を変えた英雄であろうと。

物語は第二次世界大戦中にシンドラーのリストで有名なオスカー・シンドラーに匹敵する約1200人のユダヤ人の生命をすくったビエルスキ兄弟を中心としたストーリー。

あ、ちなみにシンドラーのリストもかなり美化されてます。詳細はまたそのレビューの時に話しますね。

上記で述べたように森へ追いやられやがて兄弟の確執や仲間との殺し合いなど生き残るために村を強奪までします。

本人たちは生きるためといいますが強奪する必要はあったのか?と賛否両論にはなるみたいですね。やはり。

泥臭い人間模様と生き残るために何を選択するか?そんなことを考えさせられる映画です。

あらすじ・概要

第二次世界大戦時のナチス・ドイツ占領下でのポーランドにおけるビエルスキ兄弟のユダヤ人救出を描いたネハマ・テク(英語版)の小説『ディファイアンス ヒトラーと闘った3兄弟』(武田ランダムハウスジャパン、2009年)を、エドワード・ズウィックが映画化。 基本的には実話に基づいているが、一部に映画的結末を描くための脚色があり、特にエンディングの戦車との戦闘シーンについては原作者も当初は戸惑いを覚えたことを告白している。また、ビエルスキ兄弟が率いたユダヤ人組織に対する歴史的評価もポーランド内では分かれており、同じポーランド人から略奪することで生き延びた山賊集団ととらえる向きもある。

キャッチ・コピーは『人間として、生きるための[抵抗]だった』。

第81回アカデミー賞作曲賞ノミネート。
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1941年、ドイツ軍がベラルーシを占拠。ナチス親衛隊と地元警察がユダヤ人狩りを始める。8月、警官に両親を殺されたユダヤ人兄弟、トゥヴィア、ズシュ、アザエルはリピクザンスカの森に逃げ込むと、既に多数のユダヤ人が隠れていてキャンプを構えていた。トゥヴィアが食料と武器を入手するため訪ねた父の親友コシュチュクに頼まれて他のユダヤ人たちも森へ案内する。10月、武装して「ビエルスキ・パルチザン」(民衆による非正規軍)と名乗るが、銃撃戦で2人の犠牲者を出し、アザエルも行方不明になってしまう。食糧不足や不安から同胞の間でいざこざが起き始め、トゥヴィアは皆で生き残ることが復讐だと諭す。トゥヴィアがコシェチュクに食料をもらいに行くと、2人の女性と一緒にアザエルが匿われ、コシェチュクは納屋に吊るされ死んでいた。次第にズシュはトゥヴィアとの対立を深めていき、キャンプから仲間数人を連れて同地域で活動していた赤軍パルチザンに参加する。
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タイトル ディファイアンス
製作 2008年
原題 DEFIANCE
製作国 アメリカ
上映時間 136分
ジャンル アクション
監督 エドワード・ズウィック
脚本 クレイトン・フローマン
エドワード・ズウィック
原作 ネハマ・テク(英語版)
『ディファイアンス ヒトラーと闘った3兄弟』
出演者 ダニエル・クレイグ
リーヴ・シュレイバー
ジェイミー・ベル

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