ベイマックス【評価:80点】

ベイマックス

あらすじ・概要

同時上映は短編アニメ映画『愛犬とごちそう』。第87回アカデミー賞の長編アニメ映画賞などを受賞した。
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作で、同社の長編作品としては54作目となる。

原案は日本人主人公を含むヒーロー6人を描いたマーベルコミックのアメコミ作品『ビッグ・ヒーロー・シックス』。ディズニーのアニメ映画としてはマーベル・コミックの登場人物を主人公とする初めての作品である。

映画化に際し、設定は原作から大きく変更されている。2009年にディズニーがマーベル社を買収したあと、マーベルコミックの中で映画化できそうな作品を探しているときに、監督のドン・ホールがデータベースの中から同作を発見した。

掲載時にさほど人気が出なかったため、マーベル社のスタッフからも忘れられていた作品であった。ホールも初めて知る作品だったが、タイトルと日本的要素に魅かれ、プロデューサーのジョン・ラセターに話を持っていき、ディズニーアニメに合う内容に変更されて脚本が創作された。原作では初期チームメンバーとして登場していたサンファイアとシルバー・サムライについては当時、マーベルコミックの『X-メン』シリーズを映画化している20世紀フォックス社(現在はディズニー傘下)が権利を持っていたため、登場させられなかった。

映画化に際し、作品の舞台が東京から、東京とサンフランシスコを混ぜ合わせた未来の架空の都市「サンフランソウキョウ」へと変更され、チームメンバーも多人種の混成チームとなった。ロボットのベイマックスも原作ではドラゴン風の顔を持つ人造生命体だが、映画では看護ロボットへと改変されている。ストーリーも超能力を持ったヒーローが悪を倒すのではなく、メンバーのそれぞれが自身の能力を活かして協力する姿や主人公を取り巻く友情や家族愛に、力点が置かれている。

日本的要素が多く散りばめられ、スタッフによって撮影された東京の風景が数多く取り入れられており、日本の立体看板なども採用されている。ベイマックスの頭部は神社の鈴をモチーフにしている。イラストレーターのコヤマシゲトがキャラクターデザインに参加しており、ベイマックスの戦闘モードの角などに面影が残っている。
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未来の都市サンフランソウキョウに住む14歳の少年・ヒロ・ハマダは天才的な科学の才能を持つが、夢もなく飛び級で高校を卒業したことで目標を見失い、その才能を非合法のロボット・ファイトのために利用するという自堕落な生活を送っていた。そんな弟を見かねた兄のタダシは、彼を自身の所属する工科大学へ連れていく。タダシの友人である「科学オタク」たち(ゴー・ゴー、ワサビ、ハニー・レモン、フレッド)の手がけた数々の発明品や、兄の開発した白くて風船のような見た目のケアロボット「ベイマックス」を目にして刺激を受けたヒロは、尊敬するロバート・キャラハン教授と出会ったことで科学の夢を追究したいと飛び級入学を決意する。
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プロデューサーのラセターは「映画のストーリーはリサーチから生まれる」という信条から、製作チームにロボット工学関連の施設をいくつか訪問させた。今までにない、かわいいロボット像を模索していた製作チームはカーネギー・メロン大学で医療用の空気注入型ソフトロボットを知り、これをベイマックスに応用することを決めた。製作チームは日本のアニメ映画に非常に触発されており、ベイマックスもスタジオジブリのアニメ映画『となりのトトロ』のトトロを思わせるものを想定した。監督のホールは「西洋の文化では、テクノロジーは敵対する悪として描かれてきた。たとえば『ターミネーター』でもロボットやコンピューターは世界を乗っ取ろうとする存在だが、日本では逆で、テクノロジーはよりよい未来のための道筋と捉えられている。この映画でもその考えを踏襲している」と語った。

ベイマックスの顔は、日本での取材旅行中にホール監督が神社の鈴を見て決めた。当初、顔には口を付けるつもりだったが、キャラクターデザイナーのキムの発案であえて口を付けず、言葉ではなくボディランゲージとまばたきで感情を表現することにした。キムは日本の通販番組で見た炊飯器がいかにかわいかったかをインタビューで力説し、ベイマックスのキャラクターデザインでもかわいさを重視したと語った。ベイマックスはかわいくて好奇心旺盛なキャラ設定となり、動きも極力制限され、幼児やおむつをした赤ちゃん、赤ちゃんペンギンの3つをモデルにかわいい所作を取り入れた。

ベイマックスのパワースーツも当初ガンダム風だったが、変更された。

タイトル ベイマックス
製作 2014年
原題 Big Hero 6
製作国 アメリカ
上映時間 102分
ジャンル アニメ
監督 ドン・ホール
クリス・ウィリアムズ
脚本 ジョーダン・ロバーツ
ドン・ホール
原作 ダンカン・ルーロー
スティーブン・T・シーグル
『ビッグ・ヒーロー6』
出演者 スコット・アドシット
ライアン・ポッター
受賞 アカデミー賞2015年87回:長編アニメ映画賞

評価

80点

レビュー

( ●━● )抱かれたい男No1

アナ雪が女の子向けで大ヒットしたので今度は男の子向けで大ヒットを狙ったのが今作。
もう散々言われてるのであれなんですがアメリカ(ヒーローアクション)と日本(感動ドラマ)の売り方がまったく違うと。
アルマゲドンもまったく同じ構図で売りアメリカではコケて日本では大ヒットしました。(これも日本配給は日本ディズニーなのでこの成功の法則を利用してます)
そして今回のマーケティングもそれで成功しているのだと思ってます。

賛否両論ありますが僕は正直どちらでもいいと思ってます。
それで面白いと思えるならアクション視点でみても感動視点でみても。事実どちらの視点でも楽しめましたから。

ただ僕として一番いいと思う見方は全く予告や口コミなどのフィルターを通さずいきなり見るっていうのが自分にとってなんのノイズもない純粋な意見がでるんじゃないかなと思ってます。
だって期待値上げることも下げることもないんだから。そうなると映画レビューサイトの否定になる?(笑)

でも人間何か動機がないと見る機会って出来ないのでこれはこれで良いんではないかなと(笑)

さて内容としましては上記で挙げた通りアクションも感動部分も両方楽しめました。
ベイマックスのほんわかぶりには笑ったし敵もスパイダーマン2にでてきたドクター・オクトパスみたいな感じで非常にワクワクしたし伏線となる「ベイマックスもう大丈夫だよ」の流れもちょっと涙ぐんだし。

劇場おわりに小さな男の子が「すっげーおもしろかった!!!」って興奮気味に親に話しかけてるの見てこれだよなぁこんな気持で映画見続けれたらいいなぁと思った次第です。

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