胸がギュッとする青春を感じたい人向けの映画

スタンド・バイ・ミー

評価点:92点
When the night has come♪

もうこの歌詞の始まりだけでぐっとくる。
なぜか泣けてくる。
小さい頃一緒に遊んだ友達はいずれ小中高、そして大学や専門学校、仕事へと
バラバラになっていく。

たまに同窓会とかあるけど懐かしい思い出は懐かしいままにしておいたほうがいいのかな・・・

さてノスタルジックにどっぷり浸りたいならこの名作。
音楽から映像やストーリー展開までひたすらぐっとくる。
自身の昔話でもないのになぜここまで心にくるんだろう・・・
たぶん根源にある子どもたちの物語って共通したものがあるんだろうなぁ。
子供の頃は冒険する主人公たちに感情移入し大人になれば思い出を語る主人公に感情移入する。
成長とともに見えてくる視点も変わってくる作品ってものすごく良い。
なんてことのない夏休みに彼らは死体探しの旅にでる。
もうそれだけでお腹いっぱいの青春ですよ。

スティーブン・キングはホラー以外の作品の方が名作が多い気がします。
ショーシャンクの空に、スタンド・バイ・ミー、デッドゾーン、グリーンマイル。

スタンド・バイ・ミー(1986)
原題:STAND BY ME
監督:ロブ・ライナー

7s [セブンス]

評価点:81点
青春といったら十代の特権といったイメージですがこれは夢を諦めた大人たちへの応援歌。
むちゃくちゃ痛いです。中二的痛さとか心の痛さとか色んな痛さがごちゃごちゃになってなんとも言えない気持ちになる。
決して後味が良いとは言い切れないんです。
でもすごくその気持ちわかるし少ししたら記憶から消え去る作品でもない。
見る人によっては凄い名作だって人もいるし見る人によっては気持ちがすっきりしないって人もいるでしょう。
不器用だからこそ諦められないものがある。
でも諦めないからこそ夢を叶えることができるのもまた事実なんですよね。
だからこの映画を見終わった後はモヤモヤが残るかもしれない。
でも仮に映画の終わりがものすごくハッピーエンドで気持ち的にすっきりしたとしても現実生活もすっきりするかっていうと
ならないんですよ。そりゃ少しの間は良い気持ちになるかもしれません。
でもそんな気持ちって数日たつとわすれるんですよね。そしてつらい毎日が続くんですよね。

だから結局は自分を変えるしかない。映画が変えるんじゃなくて
変えるのは自分自身の行動しかないのです。
たぶんそれはそんな不器用な大人たちへの応援歌なんです。

7s [セブンス] (2015)
原題:7s [セブンス] 監督:藤井道人
公式:7s [セブンス]

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