幸せな気分になれるおすすめ映画

ズートピア

評価点:97点
もしかしてあのピクサーを超えた?と思わせた一作。
少し前にピクサーの作品がないともうディズニー作品はクソだなんていわれるくらい
ディズニー作品は低レベルの作品ばかりだしているように思えました。
ところがピクサーを買収しストーリー力を身につけることによって
ディズニーは大きく進化します。やっとディズニー本来のらしさが遺憾なく発揮されています。

アナ雪、ベイマックスそして今作。明らかにディズニーはヒット作を意図して出せるようになったのです。
この作品の良いところは本来ならシリアスであるテーマを動物の擬人化によって子供にも優しい作りに
なっているのです。もちろん大人がみてもきっちり訴える部分として成立しています。
バディものといてもかなり良作でニックとジョディのコンビが非常にいい味だしています。
恋愛とも友情ともとれるギリギリの関係が絶妙です。
また動物の世界にすることによってそのキャラクター性の説明がなくても
最低限伝わること。そしてそれを魅力的につたえてしまうのが今のディズニーなのだ。

ズートピア (2016)
原題:ZOOTOPIA
監督:バイロン・ハワード、リッチ・ムーア

幸せなひとりぼっち

評価点:84点

第89回アカデミー賞外国語映画賞、メイクアッップ&ヘアスタイリングの2部門ノミネート。
原作は全世界250万部突破の同名ベストセラー小説。

この映画なんと本国スウェーデンであのスターウォーズ/フォースの覚醒を抑えて
160万人を超える動員を出しました。スエェーデン人の5人に1人の計算。
クラスが30人だったら6人が観た計算。
あの千と千尋の神隠しも日本人の5人に1人が観た計算になるのでまさしく社会現象ですね。
いやいやでもわかります。これ。
最初期待まったく期待してませんでした。

最初は辛辣。でもだんだんほっこりしてくる作品

主人公は偏屈でルールを破るのが大嫌いな頑固爺オーヴェ。
近所に住んでたらめちゃくちゃ面倒くさいだろうなぁと思わせるおじいさん。
未来も希望もない。
しかし観るうちにだんだんほっこりととてもほっこりする幸せがじんわり広がってくる。
そして最後にはその温かさがずっと残っててしばらくの間、多福感でいっぱいでした。
物語は主人公が妻に先立たれてリストラにもあいこれからの人生に生きる希望をなくし自殺を試みる。
ところがそんな折となりに陽気な家族が引っ越ししてくるところから始まる。
妻との出会いによって主人公はとても幸せな人生を送る。そして引っ越してきた家族の出会いによってまた
変わっていく。

そんなほっこりして極上の時間を過ごせた気になります。
とにかく一人でもこの作品をみて幸せと優しさを感じてくれたらな・・・と思わせる映画でした。

幸せなひとりぼっち (2015)
原題:EN MAN SOM HETER OVE/A MAN CALLED OVE
監督:ハンネス・ホルム
公式:幸せなひとりぼっち

gifted

gifted/ギフテッド

評価点:85点
俺の数式か? 欲しけりゃくれてやるぜ…… 探してみろ この世の全てをそこに置いてきた。

ドン!

時はまさに大数学時代・・・

じゃないですけど皆さんミレニアム懸賞問題って知ってますか?

数学の世界では未だに誰ひとり解くことができない7つの数学問題があります。
そのあまりにも難問のためクレイ数学研究所はその数式を解いたものに100万ドルを渡すぞ!と
発表したのですね。

100万ドルっていったら今の値段で日本円に換算したら1億1000万円ほどですね。
(2018年6月時点)

いや~しかし数学の賢人が知恵を集めても解けない難問が7つも・・・
考えただけでワクワクしますよね。
普通の人には問題文の意味すらわからないんですよ。
まるで宇宙の神秘を解き明かすような感覚。

7つのミレニアム懸賞問題
その7つの難問が以下になります。

  1. ヤン–ミルズ方程式と質量ギャップ問題
  2. リーマン予想
  3. P≠NP予想
  4. ナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさ
  5. ホッジ予想
  6. ポアンカレ予想
  7. バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想

これらの数式は今後100年たっても解かれないだろうと言われていたんです。

ところが!

ところがミレニアム懸賞問題の1つボアンカレ予想が2007年に解決されるんですね!

その名誉ある人はロシア人数学者グリゴリー・ペレルマン
やはり解ける人がいるんですね。
ちなみにグリゴリーは懸賞金を受け取るのを拒否しています。
その理由は言い伝えによると数学会界の不公平性などに意義があることが主な原因らしいです。
やはりこの手の人達はお金なんかより自身の望む評価やポリシーに価値を置くんですね。

さて本題ですが今回紹介する映画「ギフテッド」
この言葉は先天的に神から高度な知的能力を授かった人たちを指す。

いわゆる神童であったり天才と言われる人たちですね。

これは天才的な頭脳を持つ7歳の女の子メアリーとその面倒を見ることになった叔父フランクの物語。
普通の人からすると天才ってものすごく憧れますよね。
でも天才からすると普通の生活が幸せだったりする。
天才の苦悩を知る普通の生活をさせてやりたい叔父。
天才的頭脳を活かしてやりたい祖母。

この話の良いところはどちらが悪いって言い切れないところ。
登場人物がそのジレンマに挟まれていく様は見ていとても心が痛くなってきてボロボロ涙がでてきます。
特に子を育てる親は自分の子供と当てはまる部分がたくさんあって感情移入できるんじゃないでしょうか?
え?うちの子は天才じゃない?
いえいえそんな事ではありません。

子供の可能性はまだまだ未知であります。
その可能性を自ら閉ざしてしまう親になる前にこの映画をみて改心するのもありなんじゃないかなぁと
おもった次第です。

gifted/ギフテッド (2017)
原題:GIFTED
監督:マーク・ウェブ
公式:gifted/ギフテッド/

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