評価
70点
レビュー
ピクニック。
言葉の雰囲気からはあったかいほのぼのした感じが伝わってくるけどそのほのぼの感と残酷さを併せ持つ不思議な空気をもつ作品です。
漫画とかでいうと浅野いにおとか空気感が近いのかな?
この作品を発表した辺りはこの監督のもっともノリに乗ってた時であったと記憶してます。サブカル好きな人ならハマるような気がします。
登場人物の名前が非常に好きだし。言葉もなにげにクール。
この無国籍的嫌いじゃないです。
浅野忠信とCHARAが結婚したきっかけになった映画でもあります。
あらすじ・概要
製作は1994年で、翌年公開予定であったが、この時期の一連の事件の影響で公開が見送られ、暴力的なシーンを除いた上で1996年に公開された。
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精神病院に入れられたココ(CHARA)はそこで二人の青年、ツムジ(浅野忠信)、サトル(橋爪浩一)と知り合う。二人は探検と称して精神病院の塀の上を少し先まで歩く遊びをする。
ココはある日「もっと遠くまで行ってみよう」と誘う。病院の外に出てはいけないと言われたココは塀の上だけを歩いて塀から塀へ飛び移り遠くまで歩いていく。追いかけてきたツムジと二人で教会にたどり着き、そこで会った神父がツムジに聖書をくれる。病院へ連れ戻されてからツムジは聖書を読みふけるうちに「世界はもうすぐ終わる」と確信する。彼らは世界の終わりを見に行くために塀の上を歩きはじめた。
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独特な岩井俊二の映像美が用いられているメルヘンチック且つ残酷さの混じった自主制作的なショートフィルム。
REMEDIOSが手がけたサウンドトラックも発売されている。
タイトル | PicNic |
製作 | 1996年 |
原題 | PicNic |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 68分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | 岩井俊二 |
脚本 | 岩井俊二 |
出演者 | 浅野忠信 CHARA |
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