インターステラー【評価:80点】

インターステラー

あらすじ・概要

出演はマシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ケインらであり・地球を離れ新たな居住可能惑星探索を行うためワームホールを通過し、別の銀河系へと有人惑星間航行(インター・ステラー)する宇宙飛行士のチームが描かれる。三次元に於ける不可逆性の時間と重力場、特殊相対性理論(ウラシマ効果)、特異点、ニュートン力学、スイングバイ航法、漆黒の宇宙空間、音の伝達、運動の三法則など科学的考証を用いた演出の他、人類存亡を賭けた未知の世界へ挑戦する倫理と勇気、信頼と愛、人生という限られた時間、ヒューマニズムも織り交ぜた物語の構成となっている。

脚本はジョナサン・ノーランとクリストファー・ノーランが執筆しており、2007年にジョナサンがパラマウント映画とリンダ・オブストの下で開発したスクリプトにクリストファーのアイデアが合わせられている。製作にはクリストファー・ノーラン、オブストの他に彼の妻のエマ・トーマスが参加し、また理論物理学者のキップ・ソーンが科学コンサルタント兼製作総指揮を務めている(なお、キップ・ソーンは2017年、重力波検出装置の構築及び重力波発見への決定的な貢献により、ノーベル物理学賞を受賞している。)。
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『インターステラー』の前提は、カール・セーガンに紹介されて以来の知人どうしであり、1997年の映画『コンタクト』でも共同した映画プロデューサーのリンダ・オブストと理論物理学者のキップ・ソーンにより考案された。ソーンの案に基づき、2人は「宇宙で最もエキゾチックなイベントに急に人類がアクセス可能になる」ことについてのシナリオを考案し、スティーヴン・スピルバーグが監督に興味を示した。2006年6月、スピルバーグとパラマウント映画はオブストとソーンによる8ページのトリートメントに基づいたSF映画の計画を発表し、企画が始まった。オブストは製作に参加し、そして『バラエティ』はスピルバーグが監督する前に「共に働くまでに数年を要するだろう」と報じた。2007年3月までにジョナサン・ノーランが脚本執筆のために雇われた。

スティーヴン・スピルバーグが2009年に自身の製作会社のドリームワークスをパラマウントからウォルト・ディズニー・カンパニーに移したため、パラマウントは『インターステラー』の新しい監督を必要とした。ジョナサン・ノーランは兄のクリストファーを勧め、彼は2012年よりプロジェクトに加わった。クリストファー・ノーランは後に製作総指揮となるキップ・ソーンと会い、物語中での時空の使用について議論した。2013年1月、パラマウントとワーナー・ブラザースはクリストファー・ノーランと監督交渉をしていることを発表した。ノーランは自分が再び有人宇宙飛行の目標を奨励したいと述べた。彼は自分のアイデアを基にして弟のものと合わせて脚本を書くつもりであった。3月、ノーランが監督することが明かされ、彼のレーベルのシンコピーとリンダ・オブスト・プロダクションズの下で製作されることとなった。『ハリウッド・リポーター』はノーランのギャラが興行収入のうち20%であると報じた。ノーランはリサーチのためにNASAとスペースXを訪れた。

出資はパラマウントとノーランの『バットマン』の映画などを公開したワーナー・ブラザースが共同で行う。両スタジオはライバル関係にあるが、ワーナー・ブラザース側はノーランのシンコピーとの契約を維持するため、パラマウントに『13日の金曜日』と『サウスパーク』の映画化権を譲渡することで製作に参加した。2013年8月、レジェンダリー・ピクチャーズは製作費の25%を出資する契約をワーナー・ブラザースと結んだ。ワーナー・ブラザースとの8年間の製作提携契約を終えたレジェンダリーは『インターステラー』への参加と引き換えに『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』への出資断念に同意した。
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タイトル インターステラー
製作 2014年
原題 Interstellar
製作国 アメリカ
上映時間 169分
ジャンル SF/ドラマ
監督 クリストファー・ノーラン
脚本 クリストファー・ノーラン
ジョナサン・ノーラン
出演者 マシュー・マコノヒー
アン・ハサウェイ
ジェシカ・チャステイン
受賞 アカデミー賞2015年87回:視覚効果賞
放送映画批評家協会賞2014年20回:最優秀SF/ホラー映画

評価

80点

レビュー

ねえねえ…そうたいせいりろんってなあに?

最初このレビューを書く上であの映像をどう言葉で説明していいのか正直迷いました。
僕にとっての課題は小難しい専門用語を出来る限り使用せずにこの映画の魅力をどう伝えるかだった。
そりゃSFや宇宙理論などの興味ない人からしたらブラックホールはなんとなくわかるけどワームホール?ウラシマ効果?相対性理論?特異点?5次元?よくわからないですよね。(僕はディスカバリーチャンネルとかよく見るタイプなので大丈夫でしたが)

ノーランが今回テーマにしたものは「愛」

人はなんのために生まれどこに向かっているのだろう?
人はDNAを未来へつなぐ乗り物であるといったのは誰だっただろうか…

聖書のテーマとするモノもまた「愛」だ。
「神」とは「愛」のメタファーであると捉えることができる。

”自分を愛するように他人を愛しなさい”と隣人愛を説く。

肌の色や目の色や住んでいる場所 
はたまた時間が違ってもそれは一つの同じ生物であり命の繋がりなのだ。
この物語でも「愛」とは何かという疑問をノーランから課題として提示される。

主人公クーパーは考える。
「愛」とは種族を未来へつなぐための本能であると…
ではなぜ死んだ人への「愛」も存在するのだろうか?そこに子孫へ繋ぐ道は見えてこない。そこには次元を超えたそれ以上の何かがあるのではないかという疑問にぶつかる…

その答えに繋がる鍵を映画のラストにノーランらしい回答を用意している。ただしその先の答えはインセプション同様に用意されていない。

しかしこの作品を見終わったあとあなたは気づくだろう。
無限の愛を…
娘への愛、息子への愛、母への愛、友への愛、地球への愛、宇宙への愛、知識への愛、子孫への愛。そしてこの作品はノーランが敬愛する 
かの巨匠達への時空を超えたラブレターであることに。
2001年を夢見た彼らはこの作品を旅する宇宙の中で何を想うだろう…

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男の子「ねえねえ…そうたいせいりろんってなあに?」

アインシュタイン「もし君が好きな女の子と話している時あっというまに時間は過ぎるだろう?相対性理論ってそういうことさ」

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